これぞ無駄のないデザイン。REVELの2.5折り財布「MINI2」が小さい財布の完成系だった。[PR]
とにかく小さくて無駄のないデザインの物が好きな私は、常にコンパクトな財布を求めて、見つけては買い、また見つけては買い。を繰り返している。特に本革製品が大好きで、Paraphではこれまでにたくさんの小さい財布をレビューしてきた。
最近では、トバログが監修したL字ファスナーのミニマルウォレットを紹介したばかりだが、今回は私が大好きな国産のレザーブランドである「REVEL」さんから、当ブランドの人気商品である小さい財布「MINI2」を提供していただいたので、実際の使い勝手や質感やデザインなど、細かいところを正直にレビューしていきたいと思う。
REVEL MINI 2 レヴェル 財布 ミニ財布 R601 ネイビー
贅沢な国産レザーを使用した小さな財布
これまでParaphでは、REVELの財布を2つ紹介してきた。
人気商品である「S.WALLET」とカードサイズの超小型財布「COMONOREVEL」の2つだ。どちらもとても魅力のある素敵な財布なのだが、小さい物には何かしらの欠点があり、正直どちらも100点満点とは言えなかった。
しかし今回提供していただいた「MINI2」という財布は、正直言って”かなり良い“財布に仕上がっている。これまでいくつものミニマルウォレットを試してきた私が言うのだから間違いない。
では、さっそく開封する様子から紹介していこう。
商品は白い箱で届いた。
ちょっと開けるのに苦戦したのだが、この箱を開けると中には、REVEL定番のコーヒー豆が入っていそうなおしゃれなパッケージが入っていた。
ロゴはシンプルでかっこよく、全体的に洗練されている印象を受ける。
ジッパーで開け閉め出来るタイプのパッケージにより、コストを抑えることが出来ているそうだ。
裏面は特にデザインされていないシンプルなものとなっている。
さっそく中身を取り出してみる。
まず、取り出して真っ先に思ったのが”本革の香りがいい“ということ。上質であることが伝わってくるような良い香りだ。素材は国産の牛革を使用しており、REVELのオリジナル製法で作られた「イストオイル」という特殊なレザーへと仕上がっている。
提供していただいた色は「バーガンディー」といい、一番人気のカラーだそうだ。カラーバリエーションは豊富で、ブルーやアッシュグレーといった、レザー製品では珍しい特殊な色から、ブラック、ネイビー、キャメルといった定番カラーも用意されている。選択肢が多いのは購入を検討している人からしたら非常に嬉しいポイントだ。
カラーバリエーションを公式サイトで見るサイズはかなり小さい部類に入る。
手に持つとこのくらいのサイズ感となっており「MINI2」という名称だけあって、かなり小さい仕上がりとなっている。
以前紹介した、小さいスマホ「Rakuten Mini」と比べると一回り大きくしたくらいのサイズ感ということが分かる。
Paraphではこれまで多くのミニマルウォレットを紹介してきたのだが、その中でも小さい部類に入る。これはバレンシアガの小さい財布と、トバログさんのL字ファスナーと比べた写真だ。バレンシアガの財布はかなり小さいが、MINI2も同じくらい小さい。
また、その他の小さい財布と比べてみるとこの様な感じだ。一番左はフォルメの財布。そしてドイツで購入した財布。あとは同ブランドのREVELの小さい財布たち。
REVELの財布だけでサイズ比較してみると、この中ではMINI2が一番大きいのだが、それでも手にすっぽりと収まるサイズなのでとても小さい財布であると言える。
パズルのようにピタッとはまる合理的設計が美しい。
それでは色んな角度からじっくりと見ていこう。
まずは正面から。正面は金の箔押しでロゴが刻印されている。文字数が多いので若干主張が激しいように見える。個人的には好きなのだが、金ではなく空押しの方がもっと良くなりそうだなと思った。
裏面はすごくシンプル。綺麗なレザーの表面が気持ちいい。
側面も見ていこう。正面左側の側面はこのような感じだ。
そして反対側はこういう感じとなっている。実はこのMINI2という財布は2.5折り財布という特殊な構造をしており、折り畳んだ際に革が重なってかさばるのを防ぐために、パズルのようにキレイに隙間に折り目が入るように設計されている。なので断面はまるでミルフィーユのような仕上がりとなっているのだ。こういった合理的な設計で無駄のない仕上がりが、とても美しく、見ていて気持ちがいい。
ちなみに同ブランドの「COMONOREVEL」と比べるとこのくらいの厚みの違いがある。だが、MINI2はかさばらない設計のおかげで、だいぶ薄めに仕上がっている。
また、「S.WALLET」と比べるとこのような感じ。当然ながらS.WALLETの方が薄いが、MINI2も十分薄く、コンパクトだ。
小さくても、収納スペースは大きい。
ボタンは1箇所で留まっている。
ここを開けると、まずはコインポケットが見える。
広げると、2.5折り財布という意味が分かるはずだ。下部にコインポケット、上部にカードポケットの2つ折り。そしてカードが落下するのを防ぐフラップ部分が0.5折りの部分だ。
横から見るとこういう構造になっている。
この手の小さな財布は、お札を2つ折りや3つ折りにしないと収納できないのがほとんどだが、MINI2はいわゆる普通の2つ折り財布のように側面のスリッドに収納することが出来る。これだけで他の小さい財布から1歩差を付けることが出来る機能だと思った。
カードポケットは見た感じ小さくて、そんなにカードが入らなそうに見えるのだが実際には7枚ほどのカードを収納することが出来るようになっている。レシートや普段よく使うカードなどを、ポケットの手前にあるスリッドに入れ込むことが出来るので、機能性も抜群だ。
コインポケットの裏側には、鍵やカード、小さなSDカードなどを入れておくことができる隠しポケットがある。普段私は鍵を財布に入れて荷物を減らしているのだが、このポケットに鍵をしまっておけるので凄く便利だ。
コインポケットは1つのボタンで留められている。パカっと開いてみると中は大きなポケットとなっている。内側のレザーは起毛が綺麗に整えられつつも革本来の良さが際立つ肌触りのいい質感となっていおり、色は赤ピンクのような色になっている。一見女性寄りの色にも見えるが、実際は男性でも女性でも、誰が持っていてもフィットする色合いだと思った。
コインポケットを違う角度から見ると左右が縫い付けられていないことが分かる。この製法のお陰で、ポケットが大きく開くので奥底にある小銭もちゃんと取り出しやすい設計になっている。無駄のないとても素晴らしいデザインだと思った。
ボタン類は全て、高級感のある上品な金色で仕上がっており、細部のデザインへのこだわりを感じることが出来る。
また、縫い付けも丁寧で、縫い目が変な箇所が1つも無い。さすがMADE IN JAPANのクオリティだ。
レザーの質感も素晴らしく、箔押しの精度も高い。以前紹介した「COMONOREVEL」は、箔押しが潰れて滲んでいたので、うまく改良されたのだと思う。
(追記)
COMONOREVELの箔押しは、REVELの職人さんによる加工ではなく、COMONOの職人さんが施した箔押しでした。
実際に中身を入れてみる。
こちらが実際にカードやお札、小銭を入れた状態のMINI2だ。
横から見ると空っぽの状態と中身を入れている状態でも厚みがそこまで変わらないのが分かる。
これは、先ほども説明したように、パズルのように革が巧く噛み合うような設計になっているため、このスリムさをキープする事が可能になっているのだ。
手で抑えると、このくらい薄いということが分かる。
カードはこのくらいたくさん入れても大丈夫だった。若干取り出しにくくなるが、そこまでストレスを感じるほどではない。
カードポケットの手前にはこのようにレシートを挟んでおく事ができる。個人的にはレシートよりも、よく使うカードを1枚ここに挟んでおく方が使い勝手が向上すると感じた。
小銭もたくさん入れてみた。口が大きく開くので見渡しもよく、取り出しやすい。
そして鍵もこっそり忍ばせておいた。
横から見るとこんな感じ。
お札も特にストレスなく出し入れが可能だ。
スリッドが大きく開くので枚数を数えてから取り出すこともできる。
裏から見るとこんな感じ。お札を入れても2センチほど余裕があるサイズとなっている。
ただ、ここにきて初めての欠点を見つけてしまったのだが、2.5折り財布という特殊な構造により、お札の端が微妙に折れてしまうのだ。ユーザーからしたら、さほど気にならないかもしれないが、レジを担当する店員さんを思うと、微妙に折れ曲がったお札を数えたり、機械に通したりする際にちょっとストレスを与えてしまうかもしれない。
実際に私がこの財布を使用しているときに、折れ曲がったお札を自動生産型のレジに投入する際、何度もエラーが出て弾き返された事があった。なんとか上手い具合に折り目が出ないような工夫が施されると尚良い財布になるのではないだろうか。
【総評】全体的に大満足できる小さな財布となっている。
これまでに、たくさんの小さい財布を使ってきたのだが、正直どれも好きだし、どれも良いところがあるのだが、このREVEL MINI2はほとんど欠点が見当たらないとても素晴らしい本革の財布に仕上がっている。
小さいし、薄いし、軽いし、上質。そしてデザイン性も高い。
なのに、価格が安い。とにかくコスパが素晴らしい。もっと値段が高い方が売れるんじゃないかなと思ったというのが正直に思ったところだ。
また、個人的にはイストオイルのレザーも好きだが、いい意味でも悪い意味でも「キズがつきにくい」レザーとなっている。
私はどちらかというと、ちょっとこすっただけでもキズがついてしまうくらいデリケートなレザーの方が本来の革。っていう感じがして愛着が湧く。加工されればされるほど本革の良さが無くなっていってしまう感覚がある。
なので、もし改良版を制作する予定があれば、ぜひイストオイルではないモデルも作って欲しいなと思った。
まあ、これはあくまでもParaphの好みの話なので、気にならない人もいるだろうが、参考程度に聞いてもらえると嬉しい。
まとめると、とにかく小さい財布だけど収納性は抜群で、デザインも質感も上質な本革財布になっている。小さい財布をいくつか試したが、まだ完成系にたどり着いていない人はぜひ、騙されたと思ってREVEL MINI2を購入してみてほしい。
きっとこのデザイン、使い勝手の良さに魅了されるはずだ。
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