MagSafeレザーウォレットを2週間使用してみて感じた正直な感想。

【2022年1月4日 追記】 こちらの商品は旧型のLeather Walletです。新型には、紛失時にiPhoneで追跡ができる機能が搭載されていますが旧型には搭載されていないのでご注意ください。

未だに納期に遅れが出ている、大人気のiPhone12シリーズ専用純正アクセサリー「Apple MagSafe Leather Wallet」がついに私の手元にもやってきた。Appleの公式オンラインストアでは数週間待ちという人気を誇るレザーウォレットだが、私はヨドバシカメラで運良く在庫があることを知りネット注文して手にいれることができた。
そして、2週間ほど使用してみて感じた、良いところと悪いところを正直に紹介したいと思う。購入するか悩んでいる方はぜひ読み進んでほしい。

戸惑うパッケージの開封方法。

こちらがLeather Walletのパッケージだ。とても小さくてシンプルだ。

パッケージの裏面には本革であることの証や、使い方などが説明されたプリントが施されている。

最初は箱の開け方がまったく分からなかった。なぜ分からなかったのかというと、このスライドがとても硬いからだ。何回強く引っ張っても謎の引っ掛かりがあるおかげで開ける際に壊してしまいそうで中々開けることができなかった。しかし何かの拍子に簡単にスライドして開封することができた。

中には、高品質な手触りのあるレザーウォレット本体が裸のまま入っていた。本革特有の香りは無く、とにかく丁寧に作られた上質な財布、といった印象を感じた。本体はまたあとで詳しく見ていこう。

Leather Wallet本体の下には、マニュアルが入っていた。

マニュアルについては特筆すべき内容が無いので割愛。

それではじっくりとMagSafe Leather Wallet本体を紹介していきたいと思う。

上質で所有欲が満たされる、さすがのAppleクオリティ。

レザーウォレット本体はクレジットカードを1回りほど大きくしたサイズ感で、とてもコンパクトで可愛い。Appleロゴのエンボス加工も施されており、確かな高級感を感じる。

裏面には穴が空いている。

ここに親指を押し当ててカードを取り出すという仕組みになっている。購入時には予め、カード3枚分くらいをイメージした厚紙が挟まっていた。少し力を入れて親指をスライドしないと取り出せない。逆に言うと、それだけしっかりとホールドしてくれるということになる。

入っていた厚紙にはイラストが描いてある。イラストを見ると、磁気ストライプがAppleロゴ側に来るように入れるよう描かれている。MagSafeというマグネット式の技術を用いているため、こうした磁気ストライプ系のカードは入れる向きを誤ってしまうと、カードが故障することに成り得る可能性があるので注意しよう。(と言いつつも、実際のところ逆無で入れても大丈夫といえば大丈夫だった。しかし念の為このイラスト通りの向きで収納することをオススメする)

それでは細かい部分を寄りで見ていこう。まず、なんといってもこのきめ細やかで肌触りの気持ちいい上質なレザーが印象的だ。さすがのAppleクオリティと言える。

縫い目も丁寧で1箇所もほつれが無い。高級なレザー財布を買ったような感覚に近い所有感がある。しかし、写真では伝わらないと思うのでお伝えしておくと、このレザーウォレットはよくある本革製品のような柔らかさは無い。一切無いといっても過言ではない。
結構ガチガチに作られており、形状もキープされるようにポケット部分も固めの仕上がりだ。
なので、カードを入れていくうちにレザーが変形して、経年劣化によって形状が慣れてくる。ということはきっと無いだろう。本革好きの方は注意しよう。

裏面には親指がすっぽりと収まる穴が空いている。裏面も固く、しっかりとした作りが印象的だ。特に、裏面にはマグネットが内蔵されているということもあり、より固く、折れ曲がることがない作りとなっている。

見た目はとてもシンプル。

厚みもかなり薄い。収納できるカード枚数は3枚が限界となっている。それ以上入れることは出来ない。4枚以上いれて革が伸びて馴染んでくるということも無い。

このように手にすっぽりと収まるサイズ感でとてもかわいい製品だ。質感はとても良好だったが、実際に使ってみるとどんな感じなのか見ていこう。

iPhone12が持ちやすくなるという、予想外のメリット。

それではさっそく取り付けてみたいと思う。使用する端末は一番小さなiPhone12 miniのホワイトモデル。それにブラックのレザーウォレットを取り付けていく。

取り付け方は簡単。iPhone12シリーズから搭載されたMagSafeというマグネット式の着脱方法なので本体に近づけるだけで装着可能になる。

このように近づけて、ピタッとハマる場所に装着する。非常に簡単だ。この際、iPhone12 miniの画面には「装着されました!」みたいな画面が一瞬表示される。更にマナーモード時以外は装着音も鳴る。

一見便利そうに見えるアラート機能だが、これが後にマイナス点となってくるので最後にまとめて解説したいと思う。

装着感は思っていた以上に良く、なんとなくしっくりと来ている。

iPhone12 miniに装着すると本体とぴったりサイズの横幅となるので、一体感がある。見た目はやや不格好ではあるが、思っていた以上に悪くはない。

磁力はむちゃくちゃ強力では無いが、決して弱いということもない。このようにレザーウォレットのみを手に持って持ち上げたり、本体を振ってみたりしてもそう簡単にとれるような物ではない。

厚みが薄いことがメリットのiPhone12 miniだが、レザーウォレットを取り付けることでカード3枚分ちょっとの厚みが増してしまうことになる。しかしこれが逆にメリットとなった。フラットで落としそうなフォルムになったiPhone12の背面にレザーの膨らみが出来ることにより、より持ちやすく、より安心して持つことが出来るようになったのだ。これはAppleの計算かもしれないが、想像以上に装着したほうが持ちやすいと感じた。

では、実際にカードを入れてみて、私なりの使用用途において良かった点と悪かった点をまとめていきたいと思う。

2週間経過。実際に使ってみて良かった点と悪かった点。

カードは最大3枚収納できる。私の使い方では、2枚がクレジットカード、1枚はカードキーを入れて使用してみることにした。そして2週間ほどしばらく使用してみたのだが思わぬ欠点がちらほらと見受けられた。

良かった点

まず、良かった点は、先程も紹介したように「iPhoneが持ちやすくなった」という点だ。これが意外と上位に来る良いところだと感じた。

レザーの質感も素晴らしいので滑り止め効果もあり、背面がぷっくりして持ちやすくなった。
そして、Apple Payと物理カードを持ち歩けることにより、財布を持つことがほとんどなくなったというのもメリットの1つだった。必要なときは物理カードを利用し、普段はApple PayやQRコード決済を使用する。この使用方法で大体の生活は出来てしまったので、多くの荷物を持ちたくないというミニマリストの方にはピッタリの製品とも言える。

悪かった点

悪かった点が結構目立ってしまったので、正直に紹介していきたいと思う。

まずは、磁力で固定されるMagSafeだが、実際に装着したままiPhoneを握っていると、ちょっとズレることが頻繁におこる。これは私の持ち方の問題もあるのかもしれないが、ちょっと斜めにズレることで不格好に見えたり、ズレることで外れてしまうということが多発した。
また、装着したままズボンのポケットに入れようとしたら、レザーウォレット部分がポケット入り口で引っかかり落ちてしまうということもあった。なのでMagSafeは便利だからといって、まだまだ完璧ではない。ということだけはしっかりお伝えしておきたい。

あとは、レザーウォレットが優秀すぎることでデメリットになった点を紹介しておきたいと思う。
MagSafe Leather Walletは、カードのスキミングを防止するために無接点でカード情報を読み取れなくする技術が施されている。これは一見するととてもありがたく、必要な機能であることは間違いないのだが、日本国内においてはこれがデメリットに変わることもある。
というのも、このレザーウォレットにPASMOやSuicaといった電子マネーカードを入れておいても、スキミング防止機能により改札が反応してくれないのだ。これはPASMOだけではなく、Edyや家のオートロックカードキーも同様。かざす系のものは全滅と思っておいていいだろう。

どうしてもかざす系のカードを持ち歩きたい場合には、一度このように取り外しつつ、

親指でぐっと押し上げてカードを取り出して、ピッとかざす必要がある。これはどう考えてもスマートではない。むしろ手間が増えていることに気づく。

更に、このように毎回毎回レザーウォレットを本体と引き離し、取り付けるごとに本体からは装着音やアラート画面が表示される。どうにかしたらオフに出来るのかもしれないが、そのような項目にたどり着けなかったので仕方なく2週間使ってみたが、やっぱり毎回表示されるのはうるさくて、使う気が失せてしまった。ただ、これに関しては私が頻繁に取り付けを行うことが原因でもあるのでみんながみんなストレスを感じる部分ではないと思うので、そこは誤解の無いようお願いしたい。

最後のデメリットは、「冬の乾燥時期はカードの取り出しが難しくなる」という点だ。私のような使い方だと、何度もカードを親指で押し出す必要があるのだが、この寒い時期では手が乾燥しており、カードがなかなか押し出せないという自体に陥ってしまったことがある。お店のレジ前で取り出せなくなってしまい恥ずかしい思いをしてしまったので、背面の穴からじゃないとカードが取り出せない設計はナンセンスだと感じた。こればっかりは残念でしかない。

【総評】Apple好きなら買ってよし。ただし、慌てて買うと後悔しちゃうかも。

結論としては、私の使用用途では使いづらかった。というのが正直な感想だが、レザーウォレット本体の質感や背面に取り付けるという革新性はさすがのAppleクオリティなので、紹介したデメリットに理解のある方のみ購入してみてもいいかもしれないと思った。ただ、いまは納期も遅れがあったりと人気商品であることは間違いない。しかし、転売価格を出してまで慌てて買う必要はないということはちゃんとお伝えしておきたと思う。
気になる方は下記のリンクをチェックしよう。
次回はiPhone12 mini用の最高に薄く最高にカッコいいケースを紹介したいと思う。お楽しみに。

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