• HOME
  • ブログ
  • Gadget
  • OPPO初のノイズキャンセリング搭載ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco W51」は実際どうなのか正直にレビューしてみた。

OPPO初のノイズキャンセリング搭載ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco W51」は実際どうなのか正直にレビューしてみた。

OPPOからノイズキャンセリング搭載の初のワイヤレスイヤホン「OPPO Enco W51」がついに日本でも発売された。OPPOはもともとオーディオ機器を作っていたということもあり音質には期待しているのだが、ノイキャン付きで15,800円というコスパのいい価格を実現しているのだが、大抵2万〜3万あたりが相場の市場なので値段だけ見ると少々不安を感じてしまう。果たして実際の性能はどんなものなのか、開封していく様子から、イヤホン本体のディテールや実際の使用感まで、細かくレビューしていきたいと思う。

洗練されたデザインが印象的なパッケージデザイン

さっそく開封していこう。OPPO Enco W51は15,800円リーズナブルな価格ながらも、高級感のあるパッケージデザインが特徴的だ。スッキリとしたデザインは所有欲を満たせてくれる。

パッケージの右上のロゴは箔押しされており、とても上品な印象だ。

側面にも可愛いロゴが箔押しで印刷されている。

裏面には特徴的な機能が一覧で記載されている。しかし、ローカライズが間に合っていないのか全部英語表記となっている。

さっそくビニールを開けていこう。

開けるとまずは、シンプルにロゴが印刷された紙箱が入っている。

OPPOといえば、大手のデザイン会社である「Pentagram」がリブランディングしたことで有名だ。そのためパッケージデザインも抜かりなく洗練され、清潔感のあるデザインとなっている。ただ、こういったデザインの方向性だとAppleという大きな存在と印象が似てきちゃうので少しもったいない点でもある。開けた瞬間に感じたのは思いっきりAppleのAirPods Proと同じ構造だったのでもう少しオリジナル要素が欲しかった。

薄い紙箱の中にはマニュアルが2冊入っている。安全に取り扱う方法と、操作方法で2冊に分かれている。

上蓋を外すと、ビニールをまとった本体が見える。これもまた、AirPodsと全く同じだ。

購入したカラーはフローラルホワイトという色で、丸みを帯びていてとても可愛らしい。本体はあとでじっくりと見ていこう。

本体の下には付属品が入っている。イヤーピースは3サイズ付属されている。

左からLサイズ、Sサイズ、XSサイズとなっている。

充電用のケーブルも付属している。OPPO Enco W51はQiによるワイヤレス充電とUSB-Cによる有線充電が可能。付属するケーブルは15センチほどの短めのUSB-Cケーブルとなっている。地味に短いケーブルは嬉しいのでポイントが高い。

まるで化粧品のような美しいフォルム

ビニールを外して本体をじっくり見ていこう。

丸みを帯びた本体は正方形に近い形状でとてもかわいい。

ケース本体は光沢感があり、ロゴはシルバーの箔押しとなっているので、まるで化粧品のような見た目をしている。

手に持ってみると、かなり軽いことに気づく。重量はケースと中身のイヤホンを合わせて55.5gだ。AirPods Proよりも僅かに軽いが、大きさはOPPOの方が一回り大きいサイズ感となっている。

側面手前側には蓋を開けやすくするための溝がある。

その反対側には充電用のUSB-Cポートと、その隣には小さなLEDが付いている。充電中にこの小さな点が光る仕様になっている。

わたしが普段使用しているスマホ「Galaxy S20」と比較。

他のワイヤレスイヤホンとも並べてみてサイズ感を比較してみた。めちゃくちゃ小さいわけではないが、大きすぎるということもなく、普通にコンパクトといったサイズ感だ。

厚みもそこまで無いので、ポケットに入れて持ち運んでもストレスは無いだろう。

ケースは、貝の蓋のように開く構造となっている。開けると、下部には丸いペアリングボタンと、その上に小さなLED、そしてイヤホンが左右収納されている。

真っ白なボディがとても可愛らしく、Apple製品のような質感が高級感を演出している。

イヤホンの外側には、光沢感のあるパーツが付いているが、公式サイトの写真で見るほどパール調の色味ではなく、シルバーに近い色味となっており男性でも違和感のないカラーリングとなっている。

上蓋の裏側には、技適マークなどが印刷されている。見えないところに印刷し、デザインを優先するあたりにとても好感が持てる。

ペアリングはとても簡単

さっそくペアリングして見たいと思う。初回ペアリングはこうやって蓋をパカッと開けると自動でペアリングモードになってくれる。なので、スマホ側でBluetooth設定画面を開きOPPO Enco W51をタップしてペアリングするだけで使用可能になる。このあたりは、OPPO製のスマホを持っている方だと、iPhoneとAirPodsの様に、楽にペアリングが出来るようになるみたいだ。

超軽量で着け心地が抜群

手に持ってみると、その軽さに驚くはずだ。片耳の重さはなんと約4gとなっている。

両方を手にとってみても、すごく軽くてびっくりする。

本体をじっくり見ていこう。うどん部分には上半分にはタッチセンサーが仕込まれている。触って操作できるのは高性能な感じがして嬉しいのだが、実際に使ってみるとセンサーの感度が弱すぎて思ったように操作することが出来ない。慣れの問題もあるだろうが、未だに上手く反応するタッチエリアを覚えることが出来ない。タッチ操作が容易なAirPods Proは、やっぱり技術がすごいんだなと再認識するきっかけとなった。

内側は、マグネットが付いた充電端子と、イヤーピース、そしてセンサーが付いている。AirPods Proにそっくりな見た目をしている。

イヤーピースは簡単に着脱が可能。これは他のカナル型イヤホンと同じ着脱方法なのだが、形状が楕円形になっている。なので、他メーカーだと交換できない可能性もあるので注意が必要だ。また、着用できたとしてもケースにしまえなくなる可能性もあるので、予め店頭で試したほうが良さそうだ。

真ん中にはパール調に光るプレートが付いている。これはデザインのアクセントとなっており、とても美しいデザインだと思う。見た目は思ったほどキラキラとカラフルに輝かず、シルバーが基本で角度によって僅かに虹色に見える。そんな感じの質感となっている。

装着時の見た目はこのような感じだ。本体が非常に軽いので着け心地は抜群で、個人的にはAirPods Proよりも心地良いフィット感があると感じた。また、長時間着けても耳が痛くならないので、長いリモート会議も苦じゃなくなりそうだ。

うどん感は強いが、全体的なサイズ感は結構小さい。

OPPO Enco W51は、連続再時間は約3.5時間で、ケースのバッテリーを含めると20時間ほど使用可能だそうだ。ただ、実際に使用してみた限りではバッテリーの持ちはあまり良くないと感じた。長時間のリモート会議ではがっつり使用することが出来ないので注意。着け心地が良いだけに、バッテリー持ちは残念なポイントだ。しかし、こまめに充電をする人や、長時間に渡って音楽を聞いたりミーティングをすることがない人にとってはそこまでストレスに感じることは無いだろう。

肝心のノイキャン性能は、そこそこレベル。

本製品の期待のノイキャン性能だが、基本は悪くはないのだが、AirPods Pro並の性能を期待してはいけないというのが正直なところだ。そりゃ当然値段が2倍以上違うのだから当然かもしれないが、過度に高性能なノイキャンを求めている方は注意が必要だ。

AirPodsは深海にいるような感覚になるくらい無音の世界になるが、OPPO Enco W51は車や人の声は完全にかき消すことはできず、普通に小さい音で聞こえてしまうレベルのノイキャンとなる。もちろん外のノイズは大きく低減出来ているものの、もう一歩かき消して欲しい。というのが本音。外音取り込み機能も無いので使い勝手はAirPods Proの圧勝だ。

ただ、この値段でこれほどのノイキャン性能を搭載しているというのはとても素晴らしいと思う。初めてノイズキャンセリング搭載のイヤホンを買おうとしている方にはぜひオススメしたい製品だ。

音質は、低音に関してはGlaxy Buds+やAirPods Proと比べると、やや弱めだが全体的に癖のないちょうどいい音質となっている。長時間視聴しても疲れないフラットな音質だ。EDM等のバキバキな低音を好む人にはオススメできないので事前にお店で視聴してみて判断してみてほしい。

【総評】ノイキャン入門機としてオススメできるコスパのいいワイヤレスイヤホンだ。

デザインが可愛らしく、着け心地は抜群で、音も癖がなくて聞きやすい。そして程よいノイキャン性能。私は全体的に満足している。しかしマイナス点もそれなりにあるので以下に注意点をまとめてみた。

  • ワイヤレス充電した際にコイル鳴きがひどく、結構ヤバ目な音がする。(これは個体差があるかもしれない)
  • ノイキャン性能は悪くはないが、AirPods Pro並の性能を期待してはいけない。
  • ノイキャンをオン/オフする際のタッチセンサーの反応が悪い。
  • バッテリー持ちはそこまで良くないのでこまめな充電を忘れないようにしよう。

購入する際は、これらを注意しよう。ただ、全体的には非常に満足度の高いワイヤレスイヤホンに仕上がっていると感じているので、ノイキャン付きを初めて購入してみようかなという方にはオススメだ。私はしばらくメインのワイヤレスイヤホンとして愛用していきたいと思う。

※音質の視聴体験には個人差がございます。あくまで低音が弱いというのは私が感じ取った感想ですので、参考程度にご覧いただけますと幸いです。

Amazonで購入する 楽天市場で購入する

関連記事一覧

  • コメント ( 4 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. おっぽ

    オッポを悪く言うな!

    • paraph

      大変申し訳ございません!悪く言ったつもりはなく、むしろ今気に入って愛用しております。次回作のイヤホンも楽しみですね。

  2. 匿名

    この筆者の聴覚レベルは正常なのだろうか。
    それか普段から低音過多の機種のイヤホンを使っているのか。
    使ってみた感じでは、個人的には低音は主張しすぎと感じた。
    少なくとも弱くはない。

    • paraph

      コメントありがとうございます。
      私が視聴時に比べてみたAirPods Proと、Galaxy Buds+と比べると、OPPO Enco W51は低音が弱めだと感じました。
      ただし、このあたりは感覚に個人差がございますので、その旨追記いたします。ご指摘ありがとうございました。

CAPTCHA