これ以上コスパがいいスマホってある?「POCO X3 NFC」開封レビュー

またXiaomiがスマホ界に価格破壊を起こしてきた。それが、POCOというサブブランドからリリースされた「POCO X3 NFC」というAndroidスマートフォンだ。
POCO X3 NFCは、手が出しやすい低価格帯ながらも、時代の最先端技術を搭載する、スペックにはこだわって作られたコスパがめちゃくちゃいいスマートフォンとなっている。POCOシリーズとして、これまで数機種発売されてきたが、今回は2020年9月に発売された最新モデルであるX3を入手したので開封レビューしていきたいと思う。

まずは動画で簡単チェック

$199という衝撃価格

POCO X3 NFCは、Snapdragon 732Gを搭載し、メモリは6GB、ストレージは64GB/128GBと基本的な性能は決して低いということもなく必要十分なスペックを持っている。
また、ディスプレイにはヌルヌル動く120Hz対応となっている。しかもしれだけではない。カメラユニットはなんと4つのレンズを搭載。最先端かつ流行りの技術を盛り込んでおきながら、価格はなんと$199~となっている。日本円にして25,000円〜という感じだ。このスペックでこの価格帯のスマホを出されてしまうと、他のメーカーは太刀打ち出来ないのではないだろうか。そのくらい衝撃的なスマホとなっている。

今回は、中国の大手ECサイト「AliExpress」で購入したのだが、届くのに1ヶ月近くかかってしまったが無事に届いたので早速開封していきたいと思う。

パッケージはズッシリと重たく、しっかりとした安心感のあるXiaomiらしいデザインとなっている。側面にはスペックが書いてある。購入したカラーはグレーだが、他にもブルーが用意されている。

製品名がPOCO X3 NFCと記載があるように、NFCも搭載されている。

黒と黄色のコントラストがオシャレなパッケージで、カジュアルさを感じるデザインとなっている。
それではさっそく開封していこう。

箱を開けると黄色が眩しいPOCOと書かれた小さい箱が入っている。

箱を取ると、本体が見える。この瞬間のワクワク感がたまらない。本体はあとでじっくりと見ていこう。

黄色い箱の中にはマニュアルと、SIMピン、そしてTPU素材のクリアケースが入っていた。中華スマホはケースが元から付属してる親切な物が多い。

一旦ケースを見てみよう。

ケースは大きなカメラ穴が空いたシンプルな透明ケースとなっている。薄すぎず厚すぎずで、しっかりとした作りの物なので長く使えそうだ。

グニャっと曲がる柔らかいTPU素材で出来ている。

こちらが箱の中身一式。早く本体を触りたいが、一応アダプタ類も紹介しておこうと思う。

充電器は、最大33Wに対応している超急速充電器が付属している。形状は日本では使用できない形状プラグだが、この価格で急速充電対応の物が付いてくるのは素直にすごいと思う。

ケーブルはTypeA to TypeCの物で、見たことがないオレンジ色の塗装が施された端子となっている。

見た目は値段相応

お待ちかねの本体のデザインをじっくり見ていこう。

まず、第一印象は「でかい!重たい!」だった。普段Galaxy S20という小型で軽めのスマホを使っているからか、POCO X3はすごく大きくて持ちにくい。

背面は光沢があるガラスに見えるが、実際はプラスチッキーな質感で高級感は無い。そしてどうしてこんなデザインにしたのか本当に謎だが「POCO」のロゴが大きく配置されている。なんとも言えないダサさを誇るが、思ってたよりはカッコいいという印象。でも私は好みではない。

角度によってはPOCOロゴは見えにくくなり、角度によっては虹色に輝く処理が施されている。
こちらの本体はグレーというカラーではあるが、実物は結構青みが強い色となっている。グレーというかダークネイビーのような色が近い。

そして、目立っているのがこのカメラユニットだ。4つのレンズを搭載し、ライトと一体になった大きなカメラユニットは独特なデザインとなっている。
メインカメラは6400万画素+1300万画素+200万画素+200万画素クアッドカメラカメラと贅沢な仕様となっている。後に説明するが、POCO X3はカメラ性能がかなり高い。コンデジ代わりに使用しても十分力を発揮してくれるくらいよく出来たカメラを搭載している。

カメラユニットはボリューミーなので厚みもそれなりにある。この出っ張ってるデザインも好みが分かれそうだ。

本体上部。マイク端子、IRブラスター(赤外線センサ)を搭載している。

本体左側面はSIMスロットを搭載している。

正面から見て右側面にはボリュームキーと、指紋センサーが内蔵された電源ボタンがついている。さすがに画面内指紋認証は搭載していないが、ボタンに付いているだけありがたいと思う。

下部にはスピーカーと、充電端子、そしてイヤホンジャック端子も搭載している。スピーカーはステレオとなっており、この手の価格帯としては珍しい贅沢な仕様となっている。

よく見るとPOCOロゴの下にはCEマークなどが印字されている。

ディスプレイは6.67インチの大画面を搭載。発色はそこまで良くない印象だ。

インカメラは小さい丸型の埋め込みタイプとなっている。このあたりはGalaxy S20とかと見た目は近い。ディスプレイは期待していた120Hzに対応しているのだが、なんだかカクカクしている。時々ヌルヌルに動いてくれるのだが、CPUの処理速度の問題なのか残像が残るような印象で、同様の120Hz搭載のGalaxy S20と比べると全くの別物と言ってもいいくらい違いが見受けられた。この辺は期待はずれだったが、まあ$199なので、この価格で120Hzを搭載してくれただけでも十分ありがたいと思う。

一応、先程から名前が出ているGalaxy S20と並べて比較。サイズはこのくらい違う。

厚みもあるので、手が小さい人だと持ちづらいサイズ感となっている。5160mAhという大容量のバッテリーを搭載しているので結構重たいが、長時間使えるタフなスマホとなっている。

総評

POCO X3を1週間ほどメイン機として使用してみたのだが、結論としては「価格からは想像も出来ないくらい使えるスマホとなっており、カメラがめちゃくちゃキレイ」だと思った。当然、フラッグシップモデル並にサクサク動いてくれるわけではないが、必要十分な快適な挙動で使用可能だった。
カメラは、静止画もキレイだが動画も素晴らしかった。特に手ブレ補正には衝撃を受けた。以下、静止画ではあるが作例を紹介して終わりにしたいと思う。

接写もキレイ、背景ボケもかなりキレイに表現される。そして超広角レンズの歪みが少ないのも気に入った。コンデジとしても十分使える性能を誇っているので、カメラ目的で購入してみるのも良いかもしれない。
ただし、技適未取得な端末のため、日本国内においての使用はハードルが高いので注意が必要だ。気になる方は以下のリンクをチェック。

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