音楽を身に着ける感覚になるサングラス BOSE FRAMESレビュー
普段AirPods Proを使い、外部音取り込みやノイズキャンセリング機能を満喫しながら音楽を楽しんでいるのだが、そんな快適な音楽ライフを過ごしている私を刺激するアイテムが、BOSEからリリースされた。
それが、こちらの「BOSE FRAMES」というサングラス。
「え?音響ブランドのBOSEがサングラスを?」と思った方は多いのではないだろうか。実はこのサングラス、見た目は普通のサングラスだが実はBOSEサウンドが楽しめる、上質なスピーカーが内蔵されているメガネ型のBluetoothイヤホンなのだ。
私は普段メガネをしたりコンタクトをしたりするのだが、音楽を聞くという行動と視界を補助するという機能が見事にマッチしていると思ったため、今後日常生活においてメガネとしても機能するだろうと思い購入することに至った。
まず先に結論から言ってしまうと「毎日身に付けたい最高のARデバイス」だ。
想像以上に良い音がなる上にファッション性も高く、“音楽を身に着ける”という新しいスタイルを体験できる、まるで魔法のようなファッショナブルガジェットとなっている。本当に素晴らしい製品なので、たくさんの画像と共に皆さんに魅力をお伝えしたいと思う。
さっそく開封していこう
まずはパッケージを見ていこう。シンプルな箱はメガネケースのようなサイズ感となっている。BOSEのロゴがあるせいで、サングラスを買っているのか、Bluetoothイヤホンを買ったのか分からなくなるような不思議な感じがする。
さっそく開けてみると、肌触りの良いPUレザーで高級感のあるメガネケースが現れた。
その下にはマニュアルと充電ケーブルが入っていた。
想像以上に“普通のサングラス”
PUレザーのケースは、硬めでしっかりしており、ケースからも本気度が伝わってくるデザインになっている。また、ケースにはロゴがエンボス加工されており、BOSE初のメガネケースになっている。
ケースを開けてみると、そこには黒いボディのサングラスが。ケースの内側は優しい肌触りの質感になっており、メガネケースとしての役割は問題なさそうだった。ではさっそくサングラス本体を近くで見てみよう。
まず、第一印象は「え?これ音なるの?」それくらい、普通のサングラスとして仕上がっている。普段このサングラスをかけていても、まさかBOSEの音がなるサングラスだなんて周りの人は気づかないだろう。
パッと見は普通のサングラスではあるが、じっくり見ていくと通常の眼鏡とは異なる部分も多い。顔の右側にくる部分には充電用の端子が見える。このサングラスはBluetoothでスマホやPCと接続してイヤホンのように使用するので、バッテリーが内蔵されており、もちろん頻繁に充電が必要になる。
メーカーが公表している連続使用時間はおおよそ、3.5時間(ストリーミングおよび音楽再生時)となっている。また、満充電に要する時間は大体2時間ほどだ。そのあたりは、Bluetoothイヤホンとほとんど同じようなバッテリー性能となっている。
本体下部にはゴールドの電源ボタンが片方についており、スピーカーの穴は左右に付いている。ちょうどこめかみに当たる部分にスピーカーを搭載しているため、通常のメガネと比べると耳にかける部分がちょっと太くなっているのが分かる。
耳にかかる部分には、小さくBOSEのロゴが入ったパーツが埋め込まれている。
折り畳まれる部分には金属のようなパーツがはめ込まれている。おそらくここには配線が通っているのだと思うが、メガネのフレーム自体が若干透けているせいで、少しばかり安っぽさを感じてしまった。できれば透明にしないで完全に隠し切れた方がカッコよかったのでは?と思った。
内側から見るとこんな感じ。ゴールドのパーツが目立つ。
サングラスを装着したイメージはご覧の通り。通常のサングラスとなんら変わりのない見た目をしており、ガジェット感が無いので普段使いもバッチリ可能だ。また、あえて無個性なフレームになっているので、どんな服を着ていても合いそうなのも良いところ。
サングラスを充電するという初めての体験。
反対側の内側には充電端子が見える。充電の仕方はとても簡単で、付属するケーブルをここにはめるだけ。
ケーブルは磁力により、ピタっと端子にはまるようになっており、簡単に外れることもなさそうだった。ケーブルの反対側はUSB-Aになっているので、PCや充電器に接続して充電する形になる。
サングラスを充電するということ自体が初めての体験だったので未だに慣れないが、パチっとくっつくので、そこまで手間ではなさそうな印象だった。
サングラスから音がでているとは思えない音質。
肝心の、音質はというと
思っていたよりもBOSEらしい低音がでており、サングラスからなっているとは思えない音だった。ただ、イヤホンと違って耳にダイレクトに音が入ってくるわけではないので、めちゃくちゃ音がいい!という感じでは無い。あくまでサングラスからなっている音とは思えない期待以上の音質であり「想像していたよりは遥かに音がいい」というのが正直なところだ。
また、BOSE FRAMESは骨伝導式ではないので、音量をあげているとそれなりに音漏れもする。電車内ではちょっと音量を下げる配慮が必要になるので注意。
まるで脳内で音楽を再生してるかのような拡張現実的(AR)体験。
実際に街中で使ってみて感じたのが、「これは音の拡張現実」だということ。
イヤホンではなく、サングラスから音がなる体験は、まるで脳内で音楽を再生しているかのような感覚でとても不思議なものだ。
言葉では伝えることが難しいのだが、周りの環境音が聞こえる状態でも、自分にしか聞こえない音楽があるという状況が、まるでARのような体験で、これまでに感じたことのないものだった。
家電量販店で試着と視聴もできるので、気になる方はぜひ試して欲しい。きっと想像以上に欲しくなるファッショナブルガジェットとなっているはずだ。
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