男心をくすぐるギミックが、所有欲を満たしてくれる。FREITAG×SECRIDのミニマルウォレット レビュー。
廃棄物を再利用して作り上げるエコブランド「FREITAG」とは。
1993年、スイスでFREITAG(フライターグ)というブランドが誕生した。
FREITAGは、トラックの幌を再利用して作られているカバンや財布、スマホケース、ストラップといったアイテムを生み出すファッションブランドである。その商品の1つ1つは、実在するトラックの幌やシートベルトといった廃棄物を再利用し手作業で製作しているため、店頭に並んでいる商品はすべて一点モノということになる。
そんなFREITAGが、オランダ発のブランド「SECRID(シークリッド)」とコラボレーションを果たした。
セキュリティ万全のカードケースを生み出したSECRIDとは?
SECRIDは、オランダ発のカードケース、財布を作っているブランドだ。1997年、記念すべき一作目のミニ財布を発売。その後、Red dot awardを受賞するなどして、今では日本でも人気となりつつある話題のブランドである。SECRIDの特徴は、何と言っても“カードがシュッと飛び出る、金属製のカードケース”だ。
最近はミニマリストという言葉があるように、メンズは“小さい財布”を好んで持つ時代だ。そんな時代を先取りしたのがSECRIDである。SECRID自体は金属製のケースに、本革のボディをまとったミニウォレットを展開しており、カラーリングや革の質感もいくつもの種類が用意されている。
SECRIDオリジナルの機構を施した金属製のカードケースは、レバーを押し込むと上記写真のようにカードがキレイにシュッと出現するギミックを搭載する。高いデザイン性は当然だが、実はスキミング防止を兼ね備えたセキュリティ万全の高性能なケースになっている。
FREITAGは、そんなSECRIDとコラボレーションを果たし、唯一無二のミニマルウォレットを完成させた。
ガジェット感が所有欲を満たしてくれる。
まず手にして思ったのが、手にすっぽりと収まるサイズでしっくりくるということだ。財布は、あまりに小さすぎると使いづらくなるのだが、このサイズ感はなんだかちょうど良い。FREITAGなので、もちろんいろんな柄があるが、今回はシンプルなデザインの物をチョイスした。
汚れているように見えるが、これがFREITAGの味であり、良いところでもある。
金属とトラックの幌との、異素材の組み合わせがたまらない。
側面には、FREITAGとSECRIDのロゴが刻印されている。爪で削っても取れないようなレーザー刻印だ。
クレジットカードより一回りくらい大きいサイズなので、片手で握った時にフィット感がとても良い。ミニマリストにとってこのサイズ感はかなり魅力的だ。
一応コインも収納可能。
慣れるまで扱いが難しいのだが、“一応” コインも収納可能となっている。
この財布は3つ折りタイプなのだが、1個目の折り目のポケットに収納できるようになっている。
このポケットには小さい穴が空いており、上記写真のように自分でカギを取り付けたりアレンジを効かせることができる。
お札はキレイに収納可能。
肝心のお札はと言うと、私はこのように3つ折りにしつつ、1箇所だけ折りたたみつつ、ポケットに入れ込んで使用している。こうすることで、1つめの折り目ではカギとコインのみにアクセスでき、さらに展開するとお札にアクセスできるようになる。結構使いやすい。
全体感はこのような感じ。三つ折り中央にはSDカードサイズのミニポケットがついている。私はこの小さなポケットには、サイズがぴったりだったエヌハリウッドの会員証を忍ばせている。
裏から見るとこうなっている。
【総評】慣れると使いやすくなるオシャレなミニマルウォレット。
サイズ感はバッチリ。値段はそこそこ(13000円くらい)。デザインは完璧。
ただ、使い勝手がイマイチなのは正直な意見だ。しかしながら、コインを普段持ち歩かない人や、私のように持ち歩くが、自分流の収納術を身に付けることで、かなり使い勝手がよくなる小さい財布に変わる。
FREITAGは1点モノという良さもあるので、小さい財布を探している方は、一度店舗で触ってみてみることをオススメする。
また、私はこれまで小さい財布を数多く試してきた結果、この財布はかなりトップクラスの満足度にあたるが、他にも良い財布はたくさんあるので、そちらも併せてレビューしていきたいと思う。ぜひ次回のレビューもお楽しみに。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。