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足元からオシャレになろう。ずっと憧れだったバレンシアガのTriple Sを徹底レビュー。

今日紹介するのはダッドシューズの代表作「バレンシアガ Triple S」だ。
今から約3年ほど前に、ファッション業界で“ダサかっこいい”が流行った時から日本国内でも爆発的にヒットしたTriple Sは、海外セレブが愛用するダッドシューズとして有名だ。

ダッドシューズとは、その名の通り「お父さんが履いてそうな靴」ということで名付けられた名称であり、ちょっと古さを感じるゴテっとしたデザインが特徴のスニーカーのことを指す。

年々変わりつつあるファッションの流行だが、今でもダッドシューズの人気は衰えず、常にリードする存在となっているのがバレンシアガのTriple Sなのだ。

バレンシアガとは

BALENCIAGA公式サイト

まずは、バレンシアガというブランドについて簡単に紹介したいと思う。
バレンシアガは、バスク系スペイン人であるクリストバル・バレンシアガさんが立ち上げたファッションブランド。1914年にスペインで創業したが、すぐに拠点をパリに移し、現在はパリが本拠地となっている。実は一時期、あの「GUCCI」のグループに属していた事もあったが、今はフランスの最大手のケリンググループの所有となっている。ちなみにイヴ・サンローランやボッテガもケリンググループの所有ブランドだ。

日本国内では、2006年からバレンシアガジャパンが輸入販売を行なっている。現在は男女問わず20〜30代に人気のハイブランドとなっている。
そんなバレンシアガからデザインされているTriple Sは、なんとお値段10万円前後という、スニーカーとは思えない衝撃価格だ。しかし、素材やデザインに相当細かいこだわりが見受けられる、しっかりと価値のあるスニーカーに仕上がっている。それではさっそく写真と共に見ていこう。

異素材を多用した贅沢なデザイン

新宿高島屋のバレンシアガ正規店で購入してきたTriple Sをさっそく開封していく。2020年6月現在、バレンシアガのショッパーはグレー地に格子状のテクスチャが入った高級紙をベースに、デボス加工されたロゴがシンプルに際立つデザインだ。ショッパーからも高級感が漂っている。

ショッパーの中には、Triple Sが入った箱が入っている。箱を開けてみると中にはバレンシアガのロゴが入った取り扱い説明書と、予備の別カラーのシューレース、そしてシューズを保管することが出来る大きさの袋が入っていた。その下にスニーカー本体が入っている。まずは付属品を見ていこう。

シューレースは黒ベースに白い線の模様が入ったシンプルなデザインだ。もともと取り付けられているシューレースは色が反転された、白ベースに黒い線のデザインとなっている。ロゴが入った紙カードには、取り扱い方法とお手入れの仕方の説明が多言語で記載されている。

付属する布製の袋は、ショッパーと同様の色合いでシンプルでカッコいい。これに靴を入れることが出来るのだが正直いちいち入れて保管するような事はしなさそうに思った。しかし、これだけでも数千円の価値がありそうな袋だと思った。

それではTriple S本体をじっくり見ていこう。
まずは真横から見たフォルムから紹介。まず、第一印象は「かっこいい!しかし、大きくて重たい。」である。見た目は当然カッコいいのだが、とにかく重い。2足持つと、まるでiPad Proを持っているような感覚になる。しかし、これは慣れれば問題ないだろう。
今回購入したカラーは一番人気の黒赤のモデル。ソールにはベージュを使っていたり、一部に白を入れることでバランスの良い配色になっているのが特徴だ。
ソールのボリュームは他のスニーカーと比べるとかなりゴツく、厚みもあり、ずっしりと重たい。素材はポリエステルが半分以上で、一部に牛革と羊革を使っており、複雑に絡み合った異素材の組み合わせが特徴となっており、デザインのクオリティの高さはさすがのバレンシアガといったところ。

近くで見てみると外側には、本革の記事の上にロゴが刺繍されている。縫い方はとても丁寧で品質の高さが良くわかる。

真上から見るとこのような感じになっている。通常のスニーカーと比べると、かかと部分が長くボリューミーであることが分かる。そして、中敷にはしっかりロゴがプリントされている。

つま先部分には、数字が刺繍されている。この数字はサイズを表しており、41番はセンチメートル換算で約27センチとなっている。サイズが変わると当然この番号の刺繍も変わる。手間がかかる刺繍をする辺りがさすがハイブランドといった感じだ。

ビンテージ加工「ウォッシュエフェクト」が特徴的

Triple Sの特徴は、このビンテージ加工にある。
よく見ると、中古品?と思ってしまうくらい汚れや傷が付いている。そしてレザー部分も若干色落ちしており、一部はグレーのような見え方になっている箇所も見受けられる。実はこれ、わざと古く見える加工が施された“ウォッシュエフェクト”と言われるデザインなのだ。
「なんでそんなことするの?」そう思った方が多いと思うのだが、私も同じ疑問を抱いている。しかしこれにはおそらく特に深い意味は無く、カッコいいから。という理由だと思っている。

内側も同じようにウォッシュエフェクトが施されている。
ポリエステルのソール部分は、何枚も重ねるようにパーツを貼り付けたような複雑なデザインとなっている。

かかと部分はこのような感じになっている。
厚みのある独特な形状をしたパーツが目を引くデザインだ。バレンシアガのロゴはしっかりエンボス処理されており、ウォッシュエフェクトも施されている。よく見ると、メッシュの形状も色別に違う模様になっており、細部へのこだわりが感じれる作り込みが後ろの部分からも見受けられる。

実際はわからないのだが、おそらく職人が手によって施した加工なんじゃないかなと思われる箇所があった。先ほどから紹介しているように、色んな部分にビンテージ感のある加工があるのだが、これは左右対称というわけではない。加工にはいい意味でムラがあり、ランダム性がある。なので、おそらく機械による処理ではなく職人による手作業なのではないかと思った。

細部の作り込みがとにかく素晴らしい

底には大きくロゴがデボスで刻まれている。そしてこの独特なデザインのソール。まるでバスケットシューズのようなゴツいグリップが付いており、雨の日でも滑らなそうな感じがした。しかしこんなに高いスニーカーは雨の日は履かないようにしないとな。と、この記事を書いていて思った。

メッシュ部分は、箇所によってきめの細かさが異なる。つま先部分は細かい穴が空いているメッシュだが、側面のメッシュは大きめの穴となっている。

そしてタン部分にはTriple Sと描かれたぷっくりしたロゴがくっついている。タンは厚みがありふかふかしているので、履いていて疲れなさそうな印象だ。

2足並べて後ろから見てみるとこんな感じだ。やはり、ゴツいがこの特徴的なフォルムがバレンシアガらしさを表現しているのではないだろうか。個人的にはこの配色はすごくカッコよく見えるし、好きなバランスだ。

【総評】とにかく高いが、それなりの品質とデザインとなっている。

正直なところ、税込11万円という値段は異常なくらい高いと思うが、安い靴を何足も持つより、いい物を一足持った方がいい。という考え方もある。そして値段相応かどうかは分からないが、他のスニーカーと比べてもデザインの作り込み、素材へのこだわり、そして特殊加工の技術力の高さは一線を画していると思った。刺繍の精度の高さも、レザーの触り心地良さも、全く違う。やはり高い物は良い物なんだということが分かるプロダクトに仕上がっていた。

しかし現在、ネット上には多くのニセモノ品が出回っている。特に某フリマアプリでは多くのニセモノが毎日のように出品されている。そんな状況なので、逆にどれが本物なのか分からなくなっているのが現状だ。なので、購入する際はしっかり正規店で購入することをオススメする。見た目は同じでも触ってみたら本物とニセモノの違いは一目瞭然だろう。

また、Triple Sには様々なカラーバリエーションが存在する。シックな物からポップな物まで種類が豊富なので、ぜひ公式オンラインストアを覗いてみて好きな配色を見つけてみよう。


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