極小スマホ「Rakuten Mini」が想像以上に使えるスマホに仕上がっていた。

今回紹介するのは、こちらの極小サイズのスマートフォン「Rakuten Mini」だ。Rakuten Miniはクレジットカードほどのサイズに3.6インチの液晶を搭載し、重量79gでおサイフケータイ対応という超小型なスマートフォンだ。端末名に「Rakuten」と入っているように、このスマホは楽天モバイルからリリースされている楽天オリジナルのスマホとなっている。
物理SIMカードは搭載することができず、eSIMのみの対応となっているのでRakuten UN-LIMIT（楽天アンリミット）ユーザーに最適なスマホだ。

なぜ今回、Paraphでこれを紹介しようと思ったかというと、通話専用のサブ機が欲しかったというのと、ちょうど今、特別なキャンペーンをやっているからだ。2020年5月31日現在、楽天モバイルのRakuten UN-LIMITを新規契約すると、Rakuten Mini本体の端末代が1円で購入できるという衝撃的なキャンペーンをやっている。通常価格はたしか2万円近くするスマホなので、かなりお得なキャンペーンとなっている。期間限定なので、ぜひこの機会に手に入れておこう。なお、キャンペーンに関しては下記バナーをチェック。

それでは早速開封していく。

パッケージもかなり小さくて、異常な軽さ

真っ白な四角形のシンプルなパッケージ。真ん中にはRakuten Miniの文字が。特に箔押しなどされておらずシンプルな印刷となっている。

箱も相当小さく、とても軽い。手に持った感じのサイズ感はこんな感じ。この中にスマホが入っているとは思えない大きさだ。

今回購入したカラーはブラック。その他にはホワイトとレッドがある。

中身はUSB-Cケーブルと充電器、そして本体とマニュアル。とてもシンプルで最低限必要な物だけ同梱されている。それではさっそくRakuten Mini本体をじっくり見ていこう。

とにかく軽い、小さい。そして意外にも高級感があるボディ。

まず手に取ってみて思うのが、おもちゃみたいに、とにかく軽くて小さい。
iPhone SEの軽さとサイズに慣れていても、Rakuten Miniはそれを遥かに上回る軽さとサイズとなっている。

フィルムを剥がしてみると、ツヤツヤの高級感あふれるボディが。ガラスの質感はとてもよく、ツルツルしている。そして背面のガラスは角度によって反射する光の見え方がかわるエレガントな雰囲気に仕上がっている。

手に持ってみるとこのような感じ。めちゃくちゃ小さいのが分かる。
ここで皆さんお気づきだろうが、Rakuten Miniはおサイフケータイが搭載しているためFelicaのロゴマークが刻まれている。同時に楽天のロゴ「R」も一緒に刻まれている。正直これはイマイチなデザインだと思うが、ケースなどを付ければ気にならなくなるだろう。

本体右側は電源ボタンと音量調節ボタンがある。短い方が電源ボタンだ。この辺りは他のスマホと似たような見た目になっていて特に目立った特徴はない。

一方、本体下部はスピーカーとUSB-Cポートの他に、ストラップホールドがついている。Rakuten Miniはとにかく軽くて小さいので、ネックストラップをつけて首から下げて持ち運ぶスタイルでも似合いそうなので、予めストラップホールドがついているのは非常に嬉しいポイントだと思った。

Rakuten Miniは1600万画素の単眼カメラを搭載する。
このサイズ感にしては解像度の高いレンズがついていると思うが、実際に試してみた感じ“普通”といった感じだ。悪くはないが決して良いわけではない。Rakuten Miniにカメラ性能を求めすぎると後悔するので予めカメラ性能に関しては把握しておく方がいいだろう。あくまでも、記録することができるカメラが搭載されいてる程度に認識しておいた方が良さそうだ。

クセの強い独自UIがイマイチ

Rakuten Miniは小さいボディでも操作性を損なわないようにするために、独自のインターフェースUIを採用したデザインになっている。OSはAndroid9だが、まるでApple Watchのようなホーム画面となっている。
このクセの強いUIが、逆に使い勝手を悪くしてしまっているのは否めない。Google Playから、サードパーティ製の「ランチャーアプリ」を入れることで、好きなようにホーム画面を変更することができるようになるのだが、デフォルトで簡単UIと通常のUIを切り替えることができる機能が搭載してあると親切だと思った。

また、この独自UIは落とし穴がある。
なんとRakuten Miniはホーム画面の壁紙を自由に設定することができないのだ。設定アプリからディスプレイと進み、テーマという項目がありそこで“ライト”か“ダークモード”か決められるのだが、ライトだと背景は真っ白、ダークだと背景が真っ黒になる。この２択しかなくユーザーが自由に変更することはできない。
また、サードパーティ製のランチャーを導入しても、壁紙は真っ白か真っ黒に限られる。これは購入前に注意しておきたい点だ。

また、これは当然といえば当然なのだが、画面が小さいのでキーボードがめちゃくちゃ小さく、文字が相当打ちづらいということ。慣れの問題もあるだろうが、日本語はギリギリ打てて、英語はもはや不可能に近いと思った。めちゃくちゃ指が器用に動く人なら問題なく使えるのかもしれないが、私にはちょっと厳しいと感じた。

サイズ感を他のものと比較してみる

iPhone SEとの比較。コンパクトサイズはiPhone SEでも、Rakuten Miniと比べると大きなiPhoneに見える。

その隣に以前紹介したCOMONOREVELの超ミニマルウォレットを並べてみたところ、ほぼ同じようなサイズ感だということがわかった。小さいものが好きな方にはぴったりなスマホではないだろうか。

【総評】思ってた以上に使える相棒。サブ機としては優秀だ。

実際に使ってみて感じたのは、重たいウェブサイトも割とサクサク動き閲覧に不便さは感じなかった。そしてこのサイズ感にFelicaが搭載しているので、ちょっと集めのクレジットカードを手に持っている感覚になり、お財布要らずで外で買い物ができてしまう。この体験はRakuten Miniでしか出来ないことだと感じた。重たいゲームや画像・動画編集は厳しいが、SNSやブラウザの通常使用では困ることはないだろう。

しかし当然ながらマイナス点も多いのは事実。
1つは、本体がガラスなのでツルツル滑るということ。手のひらにすっぽり収まるサイズ感なのでしっかりホールドできると思いきや、小さすぎてホールド感が悪く、むしろ落としてしまいそうになってしまう。これは個人差があるだろうが、やはり私はiPhone SEくらいのサイズ感がベストだと思った。

そしてもう1つはバッテリー持ちが悪いということ。
これも当然なのだが、本体が小さい分搭載されいてるバッテリー容量も少ない。そのため、通常使用しているだけでもどんどんバッテリーが消費されていく。なので、メイン使用するスマホとしては向かないと思った。

それでもなお、小さくて軽い、そしておサイフケータイ搭載という特徴は他にはない魅力なので、Rakuten Miniが気になっている方はぜひこの機会に購入してみることをオススメする。
300万人まで通信費が1年間無料の上に、さらにRakuten Miniは端末代1円という訳わからないキャンペーン開催中なので、ぜひこの機会に1円でゲットしよう。

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