OPPO Watchレビュー。まるでアレにそっくりな、Androidユーザー必見のOPPO Watchを外観から中身までじっくりチェック。
先日発売されたばかりのOPPO Watchをプレゼントでいただいたので、さっそく開封レビューとファーストインプレッションをお届けしたいと思う。
OPPO Watchは、中国メーカーのOPPOが手がけるスマートウォッチだ。GoogleのWearOS搭載でAndroid,iOS共に対応するスマートウォッチとなっている。ついにAndroidユーザーにもApple Watchのように『クールに持てる腕時計が出た』と話題となった待望のスマートウォッチだ。
当初、発売日は2020年8月末の予定だったのだが、急遽9月4日に発売が延期されるという事態が発生したOPPO Watchだが、なんとか無事に日本市場にも参入してくれたのは非常に嬉しい事だ。しかし、見た目はまるでApple Watchにそっくりで「所詮パクリでしょ?劣化版なんじゃない?」と思っている方も多いはず。そんなOPPO Watchの気になる質感や、中身の性能はどんな物か、そしてApple Watchと比較しながら、たくさんの写真と共にじっくり紹介していきたいと思う。
高級感のあるパッケージデザイン
OPPO Watchの横長のパッケージは、まるでApple Watchのアルミケースを想起させるパッケージデザインだが、箱は思った以上に軽い。しかし箔押しなどの加工により高級感を感じる物となっている。
パッケージの側面には箔押しのロゴが押されている。ちなみにこのロゴは、世界最大級のデザイン会社「Pentagram」が手掛けている。ロゴのモーションや様々なツール展開は、さすがのクオリティだ。
今回頂いたOPPO Watchのカラーはブラック。個人的にはシルバーも気に入っていたが、それこそApple Watchと似すぎてしまう。Apple Watchにもステンレスのブラックモデルはあるが値段が高いモデルとなっているので、OPPO Watchでは少しでもその高級気分が味わえるよう、ツヤありのブラックが欲しいと思っていたところだったので非常に嬉しい。
OPPO Watchは本来は46mmモデルと41mmモデルの2サイズ展開なのだが、なぜか日本発売モデルは小さい方の41mmサイズのみとなっている。そのため、こちらのOPPO Watchも41mmモデルとなる。日本人の腕には46mmは大きすぎると判断したのだろうか。
さっそく開けていこう。アップル製品のようにビニールは剥がしやすくなっている。
箱を開けると、いきなり本体が現れた。フッ素ゴム製のバンドと、ビニールをまとったボディが見える。
ちなみに、Amazonで接続金具目的に安いバンドを別途購入しておいた。ベルトの付替えはApple Watch同様に簡単に行えるそうなので、後ほど試してみたいと思う。
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いったん本体を取り出しつつ、他の付属品を見ていこう。
箱の中には、小さい箱が1つと充電ケーブルが付属していた。小さい箱にはマニュアルが入っている。
充電器は、Apple Watchのような磁石でパチっとくっつく無接点充電タイプの物ではなく、トレーの上に置き、端子が物理的に触れることによって充電されるドックタイプの物となっている。
プラスチッキーな感じで、安っぽさは否めないが、OPPO Watchには”75分でフル充電”される急速充電という機能が備わっている。これはApple Watchにはない機能なので良いアドバンテージとなる。
ツヤありブラックはとてもクール
本体はビニールで保護されている。ベルトはパッと見た感じ短い印象だ。おそらく、人によってはベルトの長さが足りない可能性もありそうだ。
ツヤありのブラックボディはどことなくネイビーにも見えるカラーとなっており、とてもカッコいいと感じた。ただ、全体的に素材がプラスチックのような感じがしてチープさがあるのが少し残念だ。ちなみに、本体をコンコンとノックするとなんだか内部のバネのようなものがぶるんぶるんと振動して動く。このあたりにも少し安っぽさを感じてしまうので、ぜひ2世代目ではアップグレードしてほしいところだ。
手にとってみると、とても軽いことに驚いた。本体は約30gとなっており非常に軽い。Apple Watchも使っている方はOPPO Watchの軽さに驚くはずだ。
側面にはクラウンを搭載するApple Watchと違って物理ボタンが2つ搭載されている。クリック感は良好だ。
反対側側面には、スピーカーが搭載されている。側面が滑らかな曲面になっており、とても薄く感じるのがとてもいい。
本体の裏面には脈を測るセンサーが搭載されている。この裏面のデザインもApple Watchそっくりだ。センサーの下には充電用の端子がついている。ツヤツヤの裏面はとてもクールだと思った。
バンドは簡単に交換する事ができる。裏面のボタンをカチッと押すことで取り外す事が出来るので、気軽に交換が可能だ。
シリコンバンドはシンプルな留め具によって適切なサイズで簡単に固定する事ができる。ただし、先程もお伝えしたように、バンドの長さはちょっと短いのでは?と思った。
初代Apple Watchと比較してみた
皆さんが気になっているであろう、Apple Watchとの比較をしていきたいと思う。
私の手元にあるApple Watchは、初代のステンレススチールモデルでレザーバンドの物だ。バンドの雰囲気が違うが、やはり本体はそっくりで、ぱっと見ではどっちもApple Watchにしか見えないのが正直なところ。素材と色が違うので比べるものではないが、Apple Watchの方が当然高級感がある。OPPO Watchは軽い上にちょっとチープな素材のため安価に見えてしまう。
厚みは多少違いがあるが、ほぼ同じくらい。ボタン類が違うのがぱっと見で分かる違いとなっている。
裏面も結構デザインが似ている。正直、ここまで似たようなデザインだとOPPO Watchが劣化版のようにしか見えなくなるので、真似ない方が良かったのでは?と思うのだが、私だけだろうか。
バンド交換はとっても簡単
純正バンドはサラサラとした肌触りで着け心地がとても良い。
軽いのもあって、常に着けていてもストレスを感じないレベルの軽さだ。
付け替えはかんたんで、裏面のボタンをパチっと押す。そしたら半自動的にベルトがパチンと外れる仕組みとなっている。個人的にはApple Watchよりも使い勝手がいいと思った。
冒頭でもお伝えしたように、Amazonで2つ替えバンドを買ってみたので着けてみたいと思う。購入した理由はこの先端の金具が欲しかったからというのが大きな理由だが、今では金具単品でも購入できるみたいなのでお気に入りのバンドを既に持っている方はこちらを購入することをオススメする。
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Amazonで購入したスポーツバンドは、接続部分がシルバー塗装されており、なんだかデザインがマッチしておらずイマイチな印象。。好みじゃなかったので使わないことにした。その代わり金具単体で使おうと思う。
メッシュループの方は、まだ見た目はマシだったがループの長さがめちゃくちゃ短くて常用するには厳しいものがあった。購入を検討している方は注意してほしい。
なんだかんだで、結局純正バンドが一番使いやすく、見た目もかっこいいということがわかったのでしばらく使っていきたいと思う。
対応アプリは少ないが、動作はサクサク快適。
スマホとのペアリングは簡単だ。専用アプリを使用して接続設定を行う。設定は非常に簡単なのでこの記事では割愛。ペアリングを終えると、あっという間に使えるようになる。
無事に接続できると、文字盤が表示される。私はさっそく文字盤を変更したのでこのような文字盤になっている。OPPO Watchなどのスマートウォッチは、様々な種類の文字盤をインストールし好きなデザインに変更することが可能だ。
サイドボタンを押すとホーム画面が開く。小粒なアイコンたちが並ぶホーム画面は、まるでApple Watchそっくりだが、割と大きめにアイコンが並ぶため、アプリ選択時の誤タッチは少ないように感じた。
初めから備えている機能としては、心拍数を測ったり、アクティビティをトラッキング・記録してくれたり、睡眠時間のデータを管理したりと、様々なことができる。
その他にも機能はたくさんある。
一部を紹介しておくと、電話機能やグーグルでの検索機能が搭載されている。電話は直接OPPO Watchからかけることができる。文字盤の上にキーパッドが表示され、手打ちしてかけることができるのだが、画面内の数字が小さくて少し押しづらかった。通話自体はOPPO Watch本体のスピーカーから音がなるので、時計単体で通話ができる。もちろん電話に出ることもできるので結構便利かもしれない。ただ、通知が来た際のバイブレーションは、振動がとても弱いので気づかないことも多そうだ。もうちょっと強めにコツンとノックする感じでバイブレーションが動いてくれるといいのになと思った。
ちょっと不安なバッテリー性能
OPPO Watchを使用するようになってから数日が経過したが、優れている部分も沢山あるが、悪い部分も見えてきた。14日間使えると言われていたバッテリー持ちの問題だが、実際に使用してみると全く持たないということが分かった。システムのミスがあるのか、異常なほど消費が激しく、下手すると一日も持たない。それくらいバッテリー面は良くない。常に腕に身に着けるものが腕時計の役割でもあるので、急速充電に対応しているからと言ってこまめに充電すればいいという単純な話でもない。なので、これに関してはApple Watchの方が優れていると正直思った。もしかしたらシステム的なバグも考えられるので、それなら早急に対応してほしいところだ。
しかし、そのデメリットを補うかのように備わっている機能が「急速充電」だ。
実際に電池が切れそうになったときに充電ドックに置いてみると、みるみる緑色のゲージが伸びていき、あっという間にフル充電された。この体験はとても新しく、素晴らしい機能だと思った。
【総評】バッテリー持ちが改善されれば「買い」なスマートウォッチだ。
総評としてまとめておくと、OPPO Watchはバッテリーの持ちが異常なくらい悪いので、それが改善されればおすすめできる商品であると思った。しかし、皆が期待していたNFC決済には非対応なので、まだまだApple Watchのように毎日身につけたくなるような機能まで到達していないというのが正直なレビューとなる。本体の質感は、めちゃくちゃ良いわけではないが悪くはない。バンドの付替えも簡単で、WearOSも必要最低限な機能ではあるが、私にとっては十分な出来栄えだと思った。
OPPO Watchをご購入いただいた方々へ
— OPPO Japan (@OPPOJapan) September 9, 2020
バッテリー消費の問題について。 pic.twitter.com/e0gG6o79ky
ちなみに、バッテリー持ちはOPPO公式回答によると、3日ほど経過するとバッテリー消費が整えられて正常に動作するようになるとのことなので、しばらく様子を見ながら使用してみようと思う。購入を検討している方にとって少しでも購入の判断材料になってくれると嬉しい。
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