洗練された音とデザインが最高なB&Oのワイヤレスイヤホン「Beoplay E8 2.0」開封ファーストインプレッション
デンマークの音響ブランドである「Bang & Olufsen」をご存知だろうか。バングアンドオルフセンは、1925年に創業されたブランドで、高い機能性とデザイン性を兼ね備える製品を多数開発しているオシャレなオーディオブランドだ。
スピーカーやイヤホンの音質はもちろん良いのだが、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションにも展示されるほどの高いデザイン性が、他のブランドにはない特徴となっている。
そんな通称「B&O」からリリースされているワイヤレスイヤホン「Beoplay E8 2.0」を購入したので、まずは開封してすぐのファーストインプレッションを紹介したいと思う。
洗練されたデザインが所有欲を満たしてくれる。
B&Oの製品は、3万円ほどのイヤホンから、200万円もするテレビ、そして1000万円もするスピーカーまで、幅広く展開されている高級ブランドだ。
今回購入したワイヤレスイヤホンは「Beoplayシリーズ」の中の第2世代目のモデルとなる。2020年7月現在、最新モデルは第3世代となっているが、調べてみると音質に関しては2世代目の方が良いということだったので、型落ちモデルを購入することにした。購入時の価格は約32,000円だった。
ワイヤレスイヤホンとしては高価格帯ではあるが、パッケージデザインがとにかくオシャレなので、買って良かった。と思える物となっている。購入した色は「Natural」という人の肌に近い優しい色にした。
デザイナー視点ではあるが、この文字の組み方やレイアウトにもこだわっている辺りが、Apple製品のようなワクワク感を醸成させてくれる。
パッケージの裏面も洗練されているが、あとから貼り付けられた日本語のシールがちょっとダサいのが残念ポイント。でも外のビニールに貼ってあるので大きな問題ではない。
さっそくカッターで切れ目を入れ、
ビニールを剥がしていく。この瞬間がとても楽しい。
箱を開けると、ついに本体とご対面。
ナチュラルなレザーが心地いい。
この「Beoplay E8 2.0」はワイヤレスイヤホンを収納するケースの素材が本革となっている。これは、他のメーカーのイヤホンではなかなか見ることのないB&Oらしい特徴となっている。
中には、美しい色合いのレザーでまとわれた本体と、グレーの可愛らしい左右独立したイヤホンが綺麗に収納されていた。
近くで見ると、綺麗なシボ革であることが分かる。そして、箱を開けた瞬間からレザーのいい香りが漂ってくる。とても上質で、品のあるデザイン体験だ。
触り心地がとてもよく、ケース自体は非常に軽い。プラスチッキーなAirPods Proとは真逆の質感となっている。
イヤホン本体はグレーでシンプルな見た目をしている。この第2世代目のモデルはB&Oのロゴが丸の中心に刻まれている。
ずっと手に持っていたくなる存在。
ケース単体を真上から見ると、美しいレザーの中に、うっすらとエンボス加工が施されたロゴが見える。さりげないロゴの入り方がデザインへのこだわりを感じれるポイントとなっている。
横から見るとこのような感じだ。パカっと開く部分はシルバーの金属で分離されている。
ケースの反対側にはUSB-C端子とバッテリー残量が目視で分かるLEDが搭載されている。AirPods ProはLightning端子なのに対し、こちらはUSB-Cを搭載しているので汎用性が非常に高い。
ケースの真下は、置いた時に転がらないようにフラットな面になっている。
手に握るとこのように小さいサイズである事がわかる。丸みを帯びており、レザーの優しい手触りなので、ずっと手に持っていたくなるようなデザインだ。
機能面にも妥協なし。
イヤホンは、イヤーピースまでグレーとなっておりとてもシンプルで可愛く仕上がっている。ドライバーサイズは5.7mmで、有効周波数域:20Hz-20000Hzだ。また、IP58相当の防水・防塵性能を備えているので運動時に使用するのもアリだろう。
イヤホンの真下には小さい穴がある。これはマイク穴となっている。もちろん装着したまま通話が可能なので、ZOOMミーティングなどでも大活躍すること間違いないだろう。また、ロゴ部分はタッチセンサーが内蔵されており、それぞれをタッチする事で様々な操作が可能となっている。
耳に触れる側の面には、充電ケースにしまう際に必要なマグネット端子がそれぞれに付いている。そしてL/Rの表記もある。
手に持つとこのくらいのサイズ感。片耳でおよそ6.5gと、非常に軽い。
充電ケースはパカっと開けると、両耳のイヤホンを収納するスペースが設けられている。大きさは6.8 x 4.6 x 3.4cmとなっており比較的コンパクトな部類に入る。
上蓋の裏面には色々な刻印が刻まれているが、あまり見えない部分となっている。
小さい点が左右に2つずつ見えるところが、充電用の端子となっている。
イヤホンを手に取り、この収納スペースに近づけると、磁力により自然と定位置に引き寄せられる。この感覚はとても気持ちがいい。
ケース自体にはバッテリーが備わっており、最大3回分(12時間)の充電が可能となっている。また、イヤホン単体では約4時間分の連続使用が可能となっている。これだけ持続すれば十分ではないだろうか。また、ケースは無接点充電に対応しているので充電パッドを持っていれば、置くだけで充電が可能となる。非常に便利だ。
AirPods Proとサイズ感を比較してみた
グルマンディーズのレザーケースを装着したApple AirPods Proとサイズを比べると、ほぼ同じくらいである事がわかる。
横から見ると厚みに違いがある事がわかる。
さすがのApple AirPods Proは、ワイヤレスイヤホンの筆頭となった物なので、物凄く厚みも薄く、小さく仕上がっている。一方でB&Oは全体的に小型ではある物の、比べてしまうと厚みはあるように感じてしまう。
とはいえ、デザイン性は抜群で機能性も十分なB&Oはみんなにオススメできるワイヤレスイヤホンの1つだ。
充実の付属品たち
実はイヤホン本体以外にも付属品がいくつか同梱されている。
充電用のUSB-Cケーブルは、片側がType Aとなっており、もう片方がType Cのケーブルだ。
ケーブルもグレーの色合いで、さりげなくロゴが刻印されているので、価値のあるケーブルとなっている。とても可愛いデザインなので、同梱されていて非常に嬉しかった。
当然ながら、3段階のサイズのイヤーピースも付属されている。
これが予想外だった嬉しい付属品なのだが、シリコン製のイヤーピースの他に、低反発ウレタン製のイヤーピースも付属されていた。
普通に買うと、これだけでもそこそこいい値段するので、同梱されていたのはいい誤算だった。私はさっそくコレに付け替えて使用してみている。
【総評】デザイン良し、音良し、機能良し。ワイヤレスイヤホンの完成形だ。
音質については、私はむちゃくちゃ耳がいいわけではないので、詳しいレビューは出来ないのだが、とても綺麗な音が鳴ると思った。主観だがAirPods Proよりも音が良く、原音が忠実に再現されているような音で、変にイコライザをいじっているような違和感を感じない、自然な音域だった。とても聞きやすい。
また、装着感も良く、長時間付けっぱなしでも私の耳には特に違和感を感じることはなかった。
あえてマイナス点を挙げるとしたら、ノイズキャンセリング非対応という事だろう。これはAirPods Proに強力なノイキャンが搭載されている。その凄さに慣れてしまっていると、ノイキャン非搭載なのは機能面において少し物足りないと感じてしまうかもしれない。あとは、価格面だ。決して安くはないので、購入をためらってしまうのも分かる。
しかしそれでも尚、このデザインと機能性はとても素晴らしく、最高峰のクオリティなので高くても良い物を買いたい。と思っている方にはオススメしたいイヤホンだ。
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