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Galaxy Tab S7純正のキーボードカバーは打鍵感は最高だがトラックパッドと日本語入力に難ありだった。

以前紹介したAndroid最強タブレットの「Galaxy Tab S7」だが、購入前から気になっていたメーカー純正品である「Keyboard Cover」が届いたのでレビューしたいと思う。 iPad Proと同じく、Galaxy Tab S7シリーズにも専用キーボードカバーが存在する。トラックパッドが搭載されたキーボードカバーは本体を保護するだけでなく、快適なタイピングでテキストエディットが楽になったり、トラックパッドによって、PCのようにGalaxyを扱うことができるようになる。私はブログの更新やデザインツールFigmaで簡単な素材作成を行うことを目的としているため、どうしてもキーボードカバーは必須のアイテムだった。

購入先は、Galaxy本体はEtorenで。そして、キーボードカバーに関しては「まめこMOBILE」さんからTwitterのDMでやりとりして購入した。まめこMOBILEさんは個人事業で海外端末の輸入販売を行っており、とても丁寧かつ迅速な対応で評判の高い方が運営されている。しかも他店で買うよりも圧倒的に安いというメリットがある。わたしは今回の取引が初めてだったのだが、特に心配になる事もなく安心してスムーズにお取り引きすることができたので、ぜひTwitterを覗いてみてほしい。

iPad ProからGalaxy Tab S7に完全乗り換え。Android最強タブレット「Galaxy Tab S7」開封レビュー編。 | Paraph

※Galaxy Tab S7は、海外端末であるため技適は取得されておりません。日本国内における電波の送受信はNGなので、今回は届出を出して特別に試用しております。 普段私は、デザインのラフスケッチやブログ更新、Lightroomによる写真の管理と簡単な編集をiPad Proで行い、iPad Proでは出来ない詳細な作業に関してはMacBook Proを用いる体制で仕事をしている。 iPad …

まずは動画でチェック

薄い、軽い、質感も最高。

それでは早速開封していこう。

Keyboard Coverは、中身が透けて見えるパッケージに入っている。キーボードカバーにはS7用の物と、S7+用の物の2種類があるので購入する際は間違えないように注意が必要だ。

裏側からぺりぺりと剥がしていく。

中身は本体裏側に取り付けるスタンド機能付きカバーと、キーボード本体、そしてマニュアルが入っている。

背面カバーとキーボード本体は、レザー調の表面の肌触りがとてもいい。もう既に素晴らしい製品だという雰囲気が醸し出されている。また、日本では未発売の製品となるのでキーボードはUS配列となっている。

カバーとキーボードを合わせて持ってみても非常に軽い。これまでiPad Pro用のMagic Keyboardに慣れていたので、その違いが歴然で感動している。

背面カバーは、単体でも販売してほしいくらい高品質。

まずは背面カバーをじっくりと見ていこう。背面カバーはGalaxy tab S7本体の裏面に仕込まれているマグネットとピタッとくっつくことで固定することができるカバーとなっている。

カバーにはSAMSUNGのロゴが灰色で印字されている。その隣にはS Penをカバーする膨らみがある。このレザー調の質感がとても気持ちいい。

背面カバーをくっつけてみるとこのような見た目になる。Galaxy Tab S7のボディは金属素材なので擦れて傷がついてしまう可能性が高いが、このカバーを着けることで安心して使用することができる。さすが純正品なので、カメラ穴も位置が完璧でサイズもピッタリだ。S Penの格納部分もピッタリで作り込みが丁寧で素晴らしい。

横から見るといかに薄いかがわかる。

背面カバーは、Surfaceのようにキックスタンド機能が一体となっている。

この薄いカバーについているスタンドを、

このようにパカッと開き、好きな角度で固定することが可能だ。ただし、Surfaceほどヒンジは固くなく、若干グリップ感が弱いヒンジとなっているので急な角度で使用する際は注意が必要だが、使い勝手は想像以上によく、品質も素晴らしいと思った。

見た目はまるでSurfaceと同じだが、好きな角度に傾けることができるのはiPad Pro+Magic Keyboardよりも利便性が高いと感じた。

S Penがしっかり保護されるのもポイントが高い。

とにかくデザイン性と共に機能性も優れていて、背面カバーはかなり気に入った。

キーピッチは十分、打ちやすいキーボード。

一方で、キーボードカバーは良いところと悪いところが絶妙に混ざっているので、しっかりお伝えしたいと思う。

配列はもちろんUSキー。デザインはシンプルでかっこよく、Magic Keyboardと非常に似た質感とデザインとなっている。そしてトラックパッドも搭載している。押し込むとカチッと感触のある物理ボタンとなっているが、トラックパッドの上部は押し込めない仕様となっている。

キーボード上部には本体と接続するための端子が付いている。マグネットによりパチっとハマる感覚がとても気持ちが良い。

キーボードカバーはiPad Pro用のMagic Keyboardのようにしっかりと打鍵感のあるキーボードが採用されている。

S7用の小さいサイズのキーボードはキーピッチは多少狭いがそこまで打ちづらさを感じない物となっている。ただ、ファンクションキーやエスケープキーが独立していないのでS7ユーザーは注意が必要だ。

装着してみるとSurfaceそっくりな見た目になる。キーボードをパチっとくっつけると画面が自動でつくようになっている。(写真は画面を意図的に真っ黒にしています)

実際に1週間ほど使用してみて、概ね満足しているのだが、いくつか気になったことがあった。

1つは、Galaxy の仕様の問題なのだがPCライクに操作が可能な「DeX」というモード時に日本語入力が「SAMSUNGキーボード」しか使うことができないという点だ。手元にあるGalaxy S20のDeXでは好きな入力ソースに切り替えることができていたのだが、なぜかTab S7では切り替えれない。その関係で日本語入力がかなりやりにくいものとなっていた。

そしてもう1つは、トラックパッドの挙動について。 期待していたトラックパッドがかなり使いにくい。これまでiPad ProのMagic Keyboardの滑らかかつ最適化されたUIに慣れていたのもあり、Galaxy Tab S7のトラックパッドの使い勝手は未完成としか言えないレベルの物となっていた。OSの問題もあるが、基本的にトラックパッドによる動き・ジェスチャーに最適化されていないAndroidでは、すごく使い勝手が悪いとしか思えなかった。iPad Proではポインタの動き1つにしてもジェスチャーにしても入力ミスがないレベルで安定しており、サクサクと操作することができるようになるメリットがあったが、Galaxy Tab S7のキーボードは仕上がりが不完全なのが否めない。

最後に気になった点は、キーボードカバーが認識されない時が頻繁にあるということ。本体とキーボードカバーの接続端子に不良があるのか分からないが、しっかりと取り付けているのにも関わらず、キーボードを認識せずキータッチやトラックパッドを使用することができない状態になってしまうことが多かった。一度外してから着けてみても同じで、一度本体をスリープモードにいれることで解決するのだが非常に面倒なので、切実に治ってほしいところだ。

使ってみると想像してた以上に欠点があり、ちょっと残念なのだが打ち心地自体は非常によく、そして軽くて薄いので手軽にPCライクに作業できるのはとても魅力的だと感じた。実際にこの記事もキーボードカバーで書いているのだが、DeXモードじゃなければ日本語入力も不便しない。トラックパッド周りの挙動やジェスチャーはぜひアップデートで改善されることを祈りたい。

Galaxy Tab S7ユーザーは必ずしも、純正キーボードを購入すべきかどうかと問われると「まだ待ったほうが良い」が正直な意見だが、背面カバーはめちゃくちゃ良い出来なので、それ目的で購入してみるのはアリだと思った。気になった方は下記リンクをチェックしてみてほしい。

Etorenで購入する まめこmobileから購入する

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  • コメント ( 2 )

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  1. Amka

    日本語入力はGoogleのキーボードアプリに切り替えることできますよ。

    • paraph

      コメントありがとうございます。
      それがですね、何度試してもDeXモードでは強制的にSAMSUNGキーボードになってしまいました。
      DeXでなければ、日本語入力はGoogleのものを選択することができます。

      なにかやり方が間違ってるのでしょうか…?

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