MacBook Pro 13インチ 2020レビュー。キーボードは打ち心地が最高。しかし動作不安定な残念な仕上がりになっていた。

2020.06.15

2020年8月現在、MacOS Xのアップデートにより、全体的に不安定だったMacBook Pro 2020の挙動が改善されました。ただし、それでもなお強制再起動やBluetoothが一気に途切れてしまうといった不具合が見受けられるという状況にあります。

注文してから約３週間後に手元に届いたMacBook Pro 13インチ 2020年モデル。
注文したスペックはi7/メモリ32GB/512GBでUSキーだ。もりもりのカスタムモデルにしたので届くまで時間がかかった。そして届いてから実際に今、メインPCとして使用しているのだが、とにかくキーボードが最高だ。こうやってブログを書いている時も、外付けのMagic Keyboardを使っているかのような打ち心地で作業が捗る。
そんなMacBook Pro 2020を開封し、ファーストインプレッションということで、たくさんの写真と共に紹介していきたいと思う。

開封の儀

まずは開封していく様子をご覧いただこう。相変わらず高級感のある箱に入っている。今回の箱に入った状態ではあるが、MacBook Proは持った感じ非常に重たく感じる。こんなに重たかったっけ…？そう思うくらい結構重たい。それではさっそく箱のビニールを剥がしていこう。

昔は剥がしにくかったビニールも、簡単に剥がせるように取っ手がつくようになった。

最後まで剥がしていく。

上蓋を取ると、輝かしいMacBook Proがみえた。色はスペースグレーにした。

MacBook本体以外の付属品はご覧の通り。マニュアルと充電器、ケーブルが付属する。私はこの純正品は使わずに、RAVPOWERの充電器を使用している。小型軽量なのでオススメだ。

本体にもビニールが付いているのでこれを剥がしていく。

裏面に取り外しやすい取っ手がついている。

細かい部分をチェック

本体右側にはUSB-Cのポートが2つと、3.5mmジャックが付いている。

パカっと開けると画面には保護シートが。Macはパカっと開けるだけで電源が勝手につくようになっているので初期セットアップが始まった。

本体左側にもUSB-Cポートが2つある。そして、この2020年モデルはエスケープキーがTouch Bar内に内蔵されているのではなく独立したキーになった。これは非常に嬉しいポイントだ。

本体右上にはTouch ID（指紋認証）のキーが配置されている。これは以前のモデルでも同様の独立したボタンになっていたのだが、2020年モデルではキーボードの表面と同じようなマットな質感の物に変わった。より一体感が出たので良いデザインだと思った。

また、細かいところだが十字キーのデザインも少しだけ変更された。左右のキーが今までの半分の高さになった。ちなみにトラックパッドも角の丸み具合も変更されている。気がつかないレベルのデザインアップデートが施されているようだ。

とにかくキーボードが最高

実際に触りはじめて思ったのが、とにかくキーボードが最高に打ちやすいということ。これはぜひ実機を試してみてほしいのだが、本当に打ちやすくなった。前モデルまでのバタフライ構造のキーボードはパチパチ音がなる感じのキータッチで非常に打ちづらかった。やっとまともなキーボードになったので、これで長めの文章を打っても疲れなくなる。

横から見ると、ご覧の通りキーボードが少し高さがあるのがわかる。Windowsユーザーからしたら当たり前じゃんって思う部分かもしれないのだが、Macユーザーとしては2015年以降、待望のシザー式キーボードの対応となったので、非常に嬉しいポイントである。

しかし、購入は少し待った方が良い。

そんな快適かと思ったMacBook Proだが、OSのバグなのか全体的に動作が不安定となっている。主にデザインソフトを使用している時にフリーズが起こるような現象が多々見られる。
具体的に私の作業環境下で見受けられたバグ？不具合？は以下の通り。

1. Photoshop2020で色相彩度を編集しようとしたらフリーズする。
2. FinalCut Pro使用時にレインボーぐるぐるが頻繁に出てしまって作業が進まなくなる
3. いつのまにか電源が落ちている

などなど。他にもありそうなのだが、ひとまず思いつく限りではこのような不具合が見受けられた。これは本体の問題なのか単純にソフトウェアレベルの問題なのかわからないのだが、同様の報告がネット上で多くみられる。
なので、今購入を検討しようとしている方は改善の報告が出るまで少し様子見した方がいいかもしれない。
ひとまず今回はファーストインプレッションという形で紹介したが、次回は1、2ヶ月ほど使用しての感想などを紹介していきたいと思う。