Apple Watchはもう古い?SONYの「wena3」で好きな腕時計をスマートウォッチ化してみた。

Apple Watchが発売されてから、もうすぐ7年が経つそうだ。
信じられないくらい時間の速さを感じる今日この頃だが、そろそろApple Watchに飽きてしまってる方もいるんじゃないだろうか。実は私もその一人。初代Apple Watchを購入してからシリーズ3まで買ってきて、ここ最近まではブラックステンレスのモデルを身につけていた。しかしメインのスマホをGalaxyに変えてしまったことでApple Watchとの連携が中途半端になってしまったので、しばらく普通の腕時計に戻っている時期があった。

しかし、Apple Watchというデバイスは想像以上に便利なファッションアイテムなのは使ったことがある人なら良くわかるだろう。私が最も便利だと感じた瞬間は、Suicaを使用する時。改札でわざわざスマホや財布を出す必要はない。腕をかざすだけでカッコ良く改札を通過できるあの感覚はApple WatchやGARMINといった特定のスマートウォッチでしか体験できないものだった。

とはいえ、Apple Watchと連携ができないAndroidをメイン機としてしまった以上、Suicaのためだけに腕に身につけるのはあまりにもスマートではない。そんな時、SONYから発売されているwena3という素晴らしい画期的なウェアラブルデバイスをプレゼントで貰った。これがもう…とにかく最高なのだ。ではwena3とは一体どんな物なのか、たくさんの写真と共にじっくりと紹介していきたいと思う。

好きな腕時計がスマートウォッチに。

wena3というデバイスは、SuicaやID / QUICPay・LINEやTwitterなどの通知機能・睡眠記録・万歩計・Alexa搭載・心拍数測定などスマートウォッチが持つ一般的な機能を搭載した「バックル型 スマートバンド」だ。そう、つまり文字盤部分のケースを持たないバンド部分の製品なのだ。

バンドのバックルにSuicaなどを詰め込んだことにより、さまざまな腕時計に装着することが可能という画期的な製品。私はApple Watchのデザインに飽きてきてたのでwena3はまさに欲しかったアイテムであり、先日紹介した2021年ベストバイ記事でも上位にランクインするほど、とても満足度の高い物となっている。

SONY製ということもあってパッケージや製品のビルドクオリティは高い。

バンドのみの製品だがパッケージはまるで高級腕時計が入っているかのようなサイズ感となっている。

裏面には製品情報が記載されている。wena3には3種類あり、メタルバンド・レザーバンド・ラバーバンドといった材質別に用意されている。それぞれ価格が違うのと、腕時計への装着方法が異なるので事前にウェブサイトをチェックしてみて欲しい。私が頂いたwena3は黒のレザーバンド。

公式サイトを見る

使用する時計によっては装着難易度が高いので注意。

レザーバンドシリーズは、既存の腕時計のバンドを専用器具で外し付属するピンを装着する。そしてバンドを通して完成。この始めの装着プロセスは地味に大変なのでじっくりと時間をかけて対応しよう。

特に私が使用したISSEY MIYAKEのWといった特殊な構造の時計だと装着難易度が一気にあがるので注意。レザーバンドは最初は硬いので何度か曲げて柔らかくすれば装着難易度が下がるので工夫が必要だ。

とにかく見た目が良い

装着が完了したらこういう見た目になる。

バックル部分は確かにちょっと大きくなってしまうのだが、着けてみると意外と違和感はない。お気に入りだった腕時計がこんな感じでスマートウォッチ化できるのはwena3ならではの最大のメリットだ。さて、ここからはスマホとのペアリングをやっていく。

ただし、ここで最大の注意点があるので下記の内容はじっくりと読み進めて欲しい。

iOS/Androidでも使用可能。ただし初期ペアリングはiOS推奨?

wena3を使える状態にするには、ペアリングする際に必要となる専用アプリをDLした状態で初期設定を行なっていく必要がある。ただ、ここで非常に分かりにくい謎仕様というか、落とし穴がある。

記事冒頭でもお伝えした通り、wena3はSuicaやID, QUICPayといったおサイフ機能「FeliCa」を搭載している。ただ、Suica以外のFeliCaを有効化するにはなぜかiOSデバイス、つまりiPhoneが必要なのだ。なぜかというと、IDやQUICPayをwena3へ登録するためのアプリがApp Storeでしか配布されていないからである。この謎仕様はAndroidしか持っていないユーザーにとっては不便でしかないのでソニーは早々に改善するべきだと思うのだが、いろんな大人の事情があるのだろう…。

ただ、おサイフ機能はSuicaだけでも大丈夫という方は、別にiOSを使用してペアリングする必要はない。あくまでもIDやQUICPayを登録するときだけiPhoneが必須というだけであって、Suica発行はAndroid単体でも可能。そこだけ購入前にしっかりと念頭に入れておこう。

無事に設定を終えると、アプリ上で何歩歩いたか、ハートレートの状況、Suicaの残高チェックなどが行える。また通知設定やAlexa設定などもできるので、アプリをじっくりと触ってみよう。ただ、SONY製なのにも関わらずアプリのUIが最悪な仕上がりなので、ぜひデザイン改修させてほしいくらい改善点が多い。笑
SONYさん、ぜひお声掛けお待ちしてます。

使い勝手はかなり良い。しかし欠点も?

初期設定が完了したら、あとは実際に使ってみよう。wena3はバックル部分に小さい画面を備えている。モノクロ表示しかできない昔のゲームボーイのような画質の画面だが、その代わりバッテリー持ちが5日くらいと長持ちする素晴らしいスペックだ。ちなみに通知が来た際は内蔵のバイブレーションが振動するのでApple Watchを着けているような感覚で通知確認に気付くことができる。

充電する際は、付属する小さなパーツをくっつけて充電する。

端子はUSB Type Cなので、そこだけはありがたいのだが、この小さなパーツが本当に小さすぎて無くしてしまいそうなのがマイナスポイント。

できれば置くだけ充電に対応して欲しかったところ。

そして、数週間使用してみて気づいた欠点があるので一応紹介したいと思う。

まずはBluetooth周りの不具合。これはおそらくiPhoneとの相性問題かもしれないのだが、iPhone 13 Proと接続している時に頻繁に途切れることがわかった。端末の問題もありそうだが、Galaxyと繋いでる時はBluetoothが途切れることはなかった。あとは、一度設定したはずのAlexaがふとしたタイミングで設定初期化されていることがあり、再設定する必要があった。謎のバグなので早急にアップデートで改善して欲しいところ。
また、wena3の型番によってはアルコール消毒液が付着するだけで即故障するモデルがあるみたいだ。これに関してはメーカーも認めており、修理対象となっているので公式サイトに記載の注意書きをちゃんとチェックしよう。

好きな時計がスマートウォッチになる感覚はこれまでにない感動体験。

とはいえ、何よりもwena3は見た目に違和感がないという点がとにかく最高で、唯一無二のウェアラブルデバイスだと思った。Apple Watchに飽きてる方やAndroidメインの方はwena3と相性が抜群に良いだろう。
見た目を損なわずにSuicaを搭載するwena3は私の生活レベルをまた一つ向上させた。ずっと気になっていた方、この記事を読んで知った方はぜひ下記のリンクをチェックしてみて欲しい。きっと気に入るはずだ。

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